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健康ライフ通信 > No.80

新型コロナになって痛感。

薬が効かないウイルスと戦うために、自身の免疫パワーを高めておく必要性。

新型コロナウイルスの大流行も第7波に突入した頃、それでも自分自身とはどこか関係のない出来事だと思っていました。
ワクチン、マスク、手洗い、うがいも実践し大丈夫だと…。
そんな7月のある朝、体組成計の筋肉量が急上昇して体脂肪率は通常の五分の1という、一夜にして筋肉隆々に変身?、が、そんな事はありえないので、機械の故障かと思っていた矢先、脚部の筋肉痛と同時に一気に体温が上昇していきます。
体温が40度を超えた事もあって、発熱外来でPCR検査を受けた結果は陽性、10日間の外出禁止が決まりました。

ウイルスと戦う栄養補給

発熱外来では受診日に解熱剤をいただきましたが、結局は一度も飲む事はありませんでした。
熱は3日ほどで平熱に戻り、軽く咳き込むと若干の喉の痛みがある程度で、食欲がない時は無理して食べませんでした。
それでも栄養が足りないとウイルスとも戦えませんので、免疫細胞の原料になるアミノ酸と、免疫細胞の活動エネルギーになるビタミンCは平時よりも積極的に摂るようにしておりました。
有難いことにアルファカプセルアセロラカプセルがありますので、飲用回数を増やして体内の栄養が不足しないように忘れず飲みます。
喉の痛みは20倍以上に薄めた玄米黒酢をペットボトルに作っておき、定期的に喉を潤すように飲みことでひどくなることもありませんでした。
5日目くらいからは体調も戻り、解熱剤や咳止めなどのお薬を使わず、暇を持て余しながら10日目を迎えることになります。

  

体内免疫で抗ウイルス対策

新型コロナウイルスは進化を続けながら感染を広げ、世界中で人々の生活様式を変えるほどの影響を与えました。
特別な特効薬があるわけでも無く、次第に収束という言葉を聞く機会も多くなっています。しかし終息では無いのです。
1940年代のペニシリンの開発で、人類は細菌による感染症を克服できると思っていました。
ところが今回の新型コロナウイルスは世界中に蔓延し、抗菌薬では無くワクチン接種で、体内の免疫力で重症化をさせない対策に頼らざるをえませんでした。
ペニシリンの登場の翌年には抗菌薬の効かない耐性菌が見つかるなど、細菌やウイルスは急速に進化を続け、30年後には耐性菌による死者数は癌による死亡者数を超える可能性があります。
耐性菌が増えると抗菌薬もワクチンも無力になり、これまでは死に繋がらなかったような病気で亡くなることも考えられます。
日本国内では耐性菌による死者数は減少傾向とされますが、2019年度に血中に入った耐性菌で約8千人が亡くなっています。
同年、世界の204の国や地域では、127万人が耐性菌で亡くなっています。これはエイズやマラリナによる死者数の2倍にもなるのです。
細菌やウイルスは抗菌薬から生き残るために進化を続けます。
さまざまな細菌に対抗できる強力な抗菌薬も高い反面、耐性菌も生まれやすいのです。かと言って抗菌剤をゼロにすると、現在の医学では手術も不可能。
安心な毎日のため、抗菌剤が健康リスクにならないように使用は最小限にして、自らが持っている自然治癒力を高めておく必要があるのです。

健康ライフ 田中智
2022年10月6日