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健康ライフ通信 > No.79

瘀血(お血)の解消こそ、病克服のカギ。

吸い玉は経絡の状態を色で見ながら 血流改善や疲労回復につなげる療法です。

私達を作っている細胞は、常に呼吸、栄養補給、排泄を必要としています。
その細胞に酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収しているのが赤血球です。
血液の流れ(血流)が悪くなると体内の細胞に酸素や栄養が不足し、不要なガスや老廃物が溜まって体内環境は悪化します。
十分な血液、スムーズな血流は、生命・健康を維持するために不可欠なのです。
血液が順調に流れなくなると、血液が血管から漏れ出てしまい、細胞間に留まってしまう事があります。
東洋医学では体の一部にとどまって動かない異常血液を「瘀血(お血)」と呼び、多くの病気の原因と考えています。
西洋医学的に病気の治療をしても、瘀血を解消しないと完治が出来ずに、再発してしま事も考えられます。

 

吸い玉療法とは

吸い玉療法とはその名の通り、皮膚にカップ(玉)を吸いつける療法です。
皮膚を吸引することで、血流を促進しながら、細胞の呼吸を助けます。老廃物や瘀血を皮膚近くまで吸い上げることで、深部よりも浄化作用の強い表面付近で浄血を助けます。
吸い玉療法をすることで体から臭いがしたり、皮膚に赤黒い色(色素反応)が出る事があります。これらは体内にとどこおっている老廃物や瘀血を、排泄・浄化している証です。
これらをしっかりと排泄することで血液循環を促し、新鮮な栄養や酸素を細胞に届けることが出来ます。
元気になった細胞や活性化された免疫力は、病気に負けない丈夫な体をつくります。吸い玉療法は体の大掃除をして、病気に打ち勝つ体内環境を作る療法です。

吸い玉療法の色素反応

吸い玉治療の色素反応

吸い玉を肌に吸着させると、肌に赤黒い色が出ることがあります。
このような施療反応を色素反応と呼び、慣れないうちは多少の抵抗があるかも知れません。
しかし色はいつまでも消えないわけではありません。通常なら4日〜1週間程度で消えますし、この色を出すことが施療効果をあげることにもつながります。
施療を繰り返して健康になると、色素反応が出ても薄いピンク色で、消えるまでの時間も短くなります。
色素反応の色は、健康状態を教えてくれる目安にもになっています。
色素反応はとどこおった血液が多くなると、うすピンク色から赤黒い色に濃くなってきます。
しかし全く色の出ない場合も良いというのではなく、虚血といって血液が足りない事や巡りが悪い事が原因の症状の場合もあります。
疲労の程度は様々で、血流がとどこおっている場所も異なります。
そのため、同じサイズのカップで同じ時間施療したとしても、施療場所や人によって色素反応の現れ方が違うのです。

2022年2月25日